井上咲楽のオーディション体験談『周りとは違った面白いことをやって印象を残せたらと』 テレビで活躍したい次世代を発掘する「ホリプロバラエティタレントオーディション」開催中 | ニュース | Deview-デビュー

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2023/05/28 08:01

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井上咲楽のオーディション体験談『周りとは違った面白いことをやって印象を残せたらと』 テレビで活躍したい次世代を発掘する「ホリプロバラエティタレントオーディション」開催中

バラエティタレントとして活躍中の井上咲楽(C)Deview
バラエティタレントとして活躍中の井上咲楽(C)Deview

 井森美幸、丸山桂里奈、井上咲楽など、数多くのバラエティタレントが所属する「ホリプロ」が、『ホリプロバラエティタレントオーディション』と題し、新たにテレビバラエティで活躍したいバラエティタレントオーディションを中学生限定で実施中。オーディションサイト『Deview/デビュー』では、『新婚さんいらっしゃい!』8代目アシスタントほか、バラエティ番組で活躍中の井上咲楽にインタビュー。デビューのきっかけとなった、ホリプロタレントスカウトキャラバンでの思い出や、オーディションで心がけたこと、デビュー後の苦悩や転機になったことなどを語ってもらった。

【井上咲楽インタビュー】

■「幼稚園生の頃、同世代の子がテレビに出ているのが羨ましくて、自分も出てみたいと思った」

――2015年『第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン』(TSC)がきっかけでデビューした井上さん。芸能界に憧れたのはいつ頃からなんですか?

「幼稚園の頃からずっと“テレビに出たい”という想いはありました。NHKの『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』とかで、自分と同世代の子がテレビに出ているのを見て、それがすごく羨ましくて、自分も出てみたいと思ったんです」

――実際に、芸能界に挑戦してみよう!と行動に移したのは?

「中学校を卒業したタイミングです。高校生になったらアルバイトとかもできるし、高校生からは自分で何かできるかも!っていう想いがあって、中学校を卒業した春休みの段階で、『デビュー』を見たりして、いろんなオーディションに応募しました」

――TSC直後、初めて取材をさせていただいた際、親に内緒で東京までオーディションを受けに行って怒られた…というエピソードを話してくださいましたよね。

「そうなんですよ! 親が仕事の間に、祖父に近くの駅まで送ってもらって、1人で東京まで行きました。当時は携帯も持っていなかったので、どの電車に乗って行けばいいか、家で調べてメモって、それで東京に行ったのですが、当然、携帯もないから家族とも連絡とれないし、家に帰ってからすごく怒られました」

――その後、ご両親をどのように説得したんですか?

「内緒でオーディションに行ったことがあったからか、両親は自分たちが言ってもダメだろうなっていう想いがあったみたいで。“芸能界なんてとんでもない!”という感じではなく、“芸能界なんて無理だから、辞めておきなさい”っていう感じだったんです。だから、“何かのオーディション受けて落ちたら現実がわかるだろうし、自分で実感したほうが諦めつくだろうから、受けたらいいんじゃない?”っていうくらいだったと思います。中学生のときの文集に、私が『芸能界に入りたい』『お笑い芸人になりたい』というのを書いていて、それに対しての保護者からのメッセージ欄には『現実を見て、頑張ってください』って書いてありましたから(笑)」

■「“私も受けるだけ受けてみよう!”って思ってTSCに応募」

――そうだったんですね。TSCに応募しようと思ったきっかけは? そのときのテーマは「#kawaii」と題し、「かわいい」を発信できる女の子というものでしたが。

「TSCの歴代受賞者を調べて、私はたぶん無理だろうなって思っていたのですが、いろんな人のインタビュー記事を読んだりしたときに、“まさか、私が受かるなんて思ってませんでした”と言っている方も多くて、“私も受けるだけ受けてみよう!”って思って応募しました。当時はいろんなオーディションに応募していたので、TSCもその中の1つでした。まさか書類審査が通ると思ってなかったですし、1次審査を通過したことがすごく嬉しかったのを今でも覚えています」

――書類審査の次は、地方予選。どんな想いで参加したんですか?

「地方予選に行くってなったとき、応援してくれていた中学校の先生に『私、今度オーディションで地方予選に行くんです』という話をしたら、『せっかくだったら面白いことしてアピールしてみたら?』みたいなことを言われて。確かに、こんな大きなオーディション、私なんかが受かるわけないし、歌とかダンスもできないから、周りとは違ったこと、面白いことやって何か印象に残せたらいいなと思って、いろいろと考えて行きました」

――結果というよりも爪痕を残す作戦で臨んだと。

「そうです。地方予選は10人くらいのグループ審査だったのですが、“歌います!”“ダンスやります!”“〇〇が得意です!”って、みんな1人ずつ特技披露する中、私はモノマネを披露したのですが、その時の審査員長がひっくり返って笑ってくださって、 “自分、ハマっているな!”っていう実感がありました(笑)」

――審査員の反応で手応えを感じていたんですね。

「地方予選が終わって、あれよあれよという間に合宿審査でサイパンに行くことになって。海外に行ったこともなかったのですが、埼玉の祖母の家にいるときに電話がかかってきて、『今すぐパスポート を取得してください』って言われて、祖母の家に着いて1日目だったのですが、すぐに実家に帰って、急いで役場で手続きをしてパスポート申請したんですよね」

――15歳で初海外、しかもそれがオーディションってなかなかない経験ですよね。サイパンでの合宿審査、どのような思い出が残っていますか?

「合宿審査に参加したとき、周りのみんながすごく綺麗な人たちばかりで、“なんで私、ここに来ちゃったんだろう?”みたいな感じで、ちょっと怖気づいてしまって。私を含め、3人くらいが最年少だったのですが、20歳くらいの人もいたし、田舎に住んでいた自分の世界とはまったく違う、キラキラした世界の綺麗なお姉さんってこんな感じなんだっていうギャップと、オーディションという緊張で、正直、合宿審査はあまり上手くいかなかったんです。みんなと一緒に生活をしている中で人見知りが出てしまって、馴染めなかったというか。審査員の方もそんな私を見て気づいたのか、『ちゃんと大人の人と会話しなさい』って言われました」

■TSC決選大会では一人漫才を披露

――そこからどんなふうに、気持ちを切り替えたんですか?

「サイパンでの合宿審査では、人とのコミュニケーションに戸惑っていたのですが、そのあとの東京合宿のときには『絶対にグランプリ獲るんだ!』っていう気持ちになっていました。ファイナリストの人たちは、みんなとんでもなく可愛くて美人な人たちばかりで、“まさか自分が残るなんて!”っていう想いもありましたが、ここで変わったことをすれば、もしかしたら行けるかもしれないっていう想いもありました。地方予選のときから、周りとは違うちょっと変わったことをやって、ここまで残ってきたっていうのがあったので」

――決選大会では、ボケとツッコミを交互にこなす一人漫才を披露して、見事「ソフトバンク賞」を受賞。受賞した瞬間、どのような想いでした?

「すごくおこがましいですが、ソフトバンク賞で名前を呼ばれたとき、“あ、これは(グランプリとの)W受賞かも”って思ったんです。“綺麗な人たちがいろんな表現でアピールしている中、自分はこんなところで一人漫才や映画泥棒のモノマネなんてやっちゃって、クククッ(笑)”みたいなものがあったんです。だから、グランプリじゃないのか…って。オーディションが終わった後、グランプリの子がたくさんの報道陣の中で取材を受けている姿を見て、いいな〜って思っていました」

――そこからスタートした井上さんの芸能活動。この8年でバラエティをはじめ、いろいろな経験をされてきたかと思いますが、デビュー当時に思い描いていた自分の理想と、現在の自分を重ねてどんなことを感じていますか?

「振り返ってみると、思ってもいないような8年間だったなって思います。デビューした当時は、“ここからテレビにいっぱい出られる!”って思っていたんです。TSCに受かったら絶対すごいスターになれる、すぐにテレビに出られるって思っていたので、最初の頃は、“こんなにもテレビに出られないものなのか…”って意外でした。ようやく出られるってなった1番組でも、周りにはテレビで見ていたトークの天才や才能の塊みたいな人たちばかりで、自分の才能の無さというか、何もない状態できちゃったなって痛感しました。当時の私は、ただただ“テレビに出たい!”っていう想いだけで、どうやって出たいとか、自分はこんな武器を持ってます!みたいなものがなくて、こんな人になりたいという将来のビジョンがまったくなかったんです。自分には何もない、何も持ってないっていうことに気づいて、どんどん自信がなくなってしまって、最初の5年くらいは、ずっとシンドイ状況が続いていました」

――デビュー当時から、”凛々しいまゆ毛”でテレビに出ていた印象がありましたが。

「“まゆ毛の子”というので、テレビに出させていただいたっていうのも、自分としては“え!? 私のまゆ毛って、そんなに珍しいですか?”っていう感じだったので、まさかまゆ毛がきっかけでテレビに出られるなんてまったく予想してなかったです。まゆ毛きっかけでテレビに出ることはできても、トーク力がないから、仕事をいただいてもそこに自分の実力が追い付かなくてチャンスを掴めないっていうことがこれまでも何回かあって。一気にお仕事が来ても、いつもその波に乗れなくて、チャンスが来たようで仕事が無くなっていく…というのが続きました。ただ、1回出るとこのまゆ毛のインパクトって強くて、認知していただくスピードは速かったのですが、そこに自分の実力が追い付かないというもどかしさがずっとありました」

――そうだったんですね。

「今はようやくいろいろな番組に出させていただくことも増えて、すごく嬉しいなという気持ちです。でも、それまでの過程は、“まさか”ということが多かったです。まゆ毛もそうですが、実家が山のてっぺんを切り拓いて作った家なのですが、いろいろと手作りの生活していることが、面白いねって言われたり、私の中では当たり前にやっていたことなんだけど、芸能界に入ってマネージャーさんやエンタメに関わる人たちと会って、こういうことが面白いんだっていうのは、すごく勉強になりました。“テレビに出たい”という想いだけで、将来のビジョンがなかった分、“これやってみたら?”“あれ、やってみたら?”っていう提案に対しても、“それは私の目指す道とは違うので…”みたいなことは一切なく、“テレビに出られる可能性があるんだったら、全部やってみよう!”っていう感じで。周りの方の視点に任せてみようかなって思って、やっていました」

■転機になったのは『今くら』と『新婚さん』

――これまでを振り返って、特に転機になったと思うことは?

「人生で初めてまゆ毛カットをした『今夜くらべてみました』と、『新婚さんいらっしゃい!』の2つは私の中ですごく大きい転機です。『今くら』に出たときは、過去イチ反響がありました。しかも、まゆ毛カットして美に目覚めたっていう企画が半年くらい続いて。そんなこと今までなかったので、次に繋がっていくというのがすごく嬉しかったです。『新婚さん』の8代目アシスタントに決まったときは、いろんな方が『すごいね!』って言ってくださったり、テレビやラジオなどで、大御所の方が『あのコ、「新婚さん」のアシスタントに決まったよね』みたいな話題を、自分の知らないところで話してくださったりして、すごく嬉しくて。そこで、“自分もココに居ていいんだな”って思って、居やすくなったというのは大きいです」

――自信に繋がったんですね。

「そうですね。あと『ワイドナショー』も転機の1つですね。いまだに『ワイドな高校生の印象がある』って言われることも多いので。実は高校1年生のときに、1度オーディションに落ちているんです。その後、どうやったら受かるかなと思って、いろいろ勉強して。地元の地方紙を読んだり、その中で面白かった記事をピックアップしてその感想を毎日書いて、マネージャーさんに送ったり、受かるためにいろんなことをしました。なので1年後、もう1度挑戦して受かったときは、すごく嬉しかったです」

――バラエティ番組で活躍中の井上さんに続く、新たな人材を発掘する「ホリプロバラエティタレントオーディション」が現在開催中ですが、井上さんから見た、ホリプロというのはどんな事務所ですか?

「本当に一から全部を教えてもらいました。ワイプの中でどういうふうに映るとか、笑い方、手の叩き方など、基礎からいろんなことを教えてもらって。一時バッて売れればいいっていうのではなく、その人の人生を考えて、長い目で見て、いろいろとやってくださるのは本当にありがたいです。学校に通っていたときも、単位とかすごく気にかけてくださったり、自動車学校に通っていたときも、仕事のスケジュールと自動車学校の予約が合わないことが多くて、それを相談したら、こっちで全部組むから預けていいよってサポートしてくれたり。TSCのときも、うちの子が受かるわけないって、親が心配して目黒駅までつけてきていたんですが、所属後もちょこちょこ実家のロケにマネージャーさんも来てくれて、親ともコミュニケーションとってくれたり、寄り添ってくれるスタッフさんがいる事務所だと思います。それこそ、高校生のときに友達と喧嘩したり、学校で嫌なことがあったときも、大人として相談に乗ってくれたり、親みたいな存在です」

――人生に寄り添ってくれる感じなんですね。

「そうですね。それと、ホリプロにはいろんな部署があって、今だったらSNSとかに強い、デジタルに特化した部署があったり、芸能のやりたいと思ったことができる事務所なんじゃないかなって思います。私は不器用なので、アレもコレもっていうのはできないけど、バラエティ番組に出たいとか、歌やりたい、演技やりたい、何かを書きたいとか、その専門の人がいっぱいいるし、それをサポートしてくれる専門のマネージャーさんもいるから、“それは、うちではできませんね”っていうのはないんじゃないかなと。なので、いろんな夢に挑戦できる事務所だと思います」

――では最後に、今回のオーディションでどんな後輩に会いたいですか?

「すごくやる気があって、自分の発想でのびのびしているコに会いたいです。いっぱい夢を持っていてほしいなって思いますし、“こんなことできるかな?”“あんなことできるかな?”っていうのをたくさん蓄えているようなコ。中学生ならではの、自由な発想で、そのままオーディションに来てほしいです。周りを見て“私ダメかも…”って思うんじゃなくて、自分がやりたいって思っていることはもちろん、そのままの自分で来たら、きっとホリプロのスタッフさんたちが『あなた、こういうところ面白いね』『こんなことやっているの?』って、まさかこれが刺さるなんて!って意外なことが面白いと思ってもらえたり、見つけてもらえたりすると思うので、気負わずそのままで来てください!」

【プロフィール】
井上咲楽(いのうえ・さくら)●1999年10月2日生まれ、栃木県出身。
2015年、『第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン』ソフトバンク賞を受賞し、芸能界デビュー。
現在、ABC「新婚さんいらっしゃい!」、NHKBS1「ランスマ倶楽部 」、NHK「サイエンスZERO 」、テレビ東京「おはスタ」、テレビ朝日「ナスD大冒険TV」にレギュラー出演中。

【info】
『ホリプロバラエティタレントオーディション』
▼応募資格:2023年4月1日時点で中学1年生〜中学3年生(2008年4月2日生まれ〜2011年4月2日生まれ)の男女
▼応募締切:2023年12月31日

オーディションのテーマは「テレビで!バラエティ番組で活躍する!」
同社が定期的に開催している「ホリプロタレントスカウトキャラバン」とは異なり、応募締切を待たずして、順次選考が行われる。1次(書類・動画)審査、面談審査(2次・3次と何度か実施予定)などを通過した候補者は、ホリプロが提供するレッスンに参加(レッスン費は無料。基本オンラインレッスンの予定だが、東京近郊に在住の場合は、対面でのレッスンとなる場合有)。レッスン生となった後、最終合格となった場合、同社とマネージメント契約を締結する。
なお、選考途中過程や最終選考など、選考過程において、テレビやSNSでの露出はない非公開オーディションとなっている。

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  • 『ホリプロバラエティタレントオーディション』エントリー受付中

  

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