ソニー・ミュージックアーティスツ新人開発担当者に直撃インタビュー!
幅広いジャンルのアーティスト、役者、タレントが所属するソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)が、今年の夏、女優・俳優・アニメの3つのジャンルで全国で大規模オーディションを展開!ということで、オーディションに関して気になること、SMAという事務所について、TeamDメンバーがたっぷりと話を聞いてきました!
「いろんなジャンルの方が所属しているので、やりたいことにたくさんチャレンジできる事務所です」
冨永周平氏
冨永周平「先ほどインタビューしてもらった『劇団ハーベスト』のなかにも、女優業もやっているけど自分で作詞作曲してシンガーソングライターをやっている人もいるしね。今SMAで開催しているワークショップに参加している方たちは、お芝居がしたい、歌を歌いたいなど、いろんな“人の前に立ちたい方”が基礎を学んでいるんですが、いろんなジャンルの人が混ざってレッスンしているので、ある種異種交流みたいな感じ。同世代で他ジャンルをやっている人たち同士で交流できるっていう場がたくさん作れるような事務所かなと思います」
福田梢氏
冨永「ただし写真は盛らないほうがいいね。とくに女性は盛り過ぎや加工をしちゃっている時点で、どんなに可愛く写っていても落としちゃうかもしれないな」
福田「履歴書の内容で言うと、具体的に書くこと。例えば映画鑑賞が趣味なら、洋画・邦画・アニメなどどれが好きなのか。ほかにも“映画館に公開初日に行くのが好きです!”など。具体的になるべく見やすいように書いてほしいですね」
冨永「この間会った、みんなと同い年くらいの方は、好きな映画の話になったら急に『サイコパスものが好きなんです!』ってサイコパスの映画をすごく探求していて、ルックスとのギャップに度肝を抜かれた」
福田「日々生活していくなかで、自分が好きなもののテーマが決まるといいなと思います。こうやってお会いしたときに自分の100%を伝えるのは難しいので、まずここから伝えようかなっていうセルフプロデュースができるとすごくいいですよね」
冨永「それと毎回同じ写真でエントリーする人がいるんですが、それは止めたほうがいいですね」
福田「なるべく写真は最新のものがいいです。もちろん何度応募していただいても大丈夫です! “実は僕ずっと受けていたんです。でもずっと書類で落とされていました”っていう方で、『ダンリョク!』オーディションで所属になった方もいますしね」
冨永「その彼も何回目かで、写真や書く内容が変わったんだなと思います」
TeamD 小板橋美穂ちゃん
冨永「SMAに関していうと、女性だと、“なんでもやれて器用貧乏”な人よりは、不器用なんだけど、自信とか強さ・確信を持っていて、緊張でドキドキしてて怖いんだけど、ビビらないで自分をそのまま出そうとしてる方のほうが面白いと思うことが多いかもしれません。そういう芯があって不器用な人。男性に関してはイケメンを探しているわけではなくて、その人なりのものを持っている人を捜しているので、人としての可愛げ、人として面白そうかどうか……みたいなところを見ているかな。その人なりの個性とかオーラって言葉になるかもしれないですけど」
福田「正直な話、一回のオーディションで1000人くらいに会うので、なかなか名前を覚えられないんですよね。審査が終わった後話すときって“あのコ良かったよね?ほら、逆立ちしたコ”とか“○○の話を熱弁してたコ”とか、特徴的なところで覚えているから、面接で一つでも印象づけられるといいですよね」
冨永「それと面接では、素直で明るい、そして声が大きいってことはいいかなと思いますよ。それだけで単純に好感が持てます」
TeamD 助川真蔵くん
冨永「うちの事務所自体が積極的にスカウトしていないのは、あまりルックスでは探していないから。本質的に面白い・個性強い人がいいなって思っていて、そういうのは実際に会わないとわからないですし、やりたいと思ってエントリーしてくる気持ちがある人がじゃないと、ここから先乗り越えられないんじゃないかなと思うんです」
冨永「SMAは、もし大学や専門学校に行きたいのであれば、行くことを推奨しています。学校辞めて芸能活動に専念してくださいとは言わないです。あとやっておくことというと、一個だけ特化して“これにすごく詳しい”みたいなことがあったほうが、話していると面白いと思う。ちなみに野坂さんは何か趣味はある?」
TeamD 野坂星奈ちゃん
福田「オーディションは、すごく緊張して、自分を出せないこともあると思いますが、そういう場合は緊張していてもいかにありのままの自分を出せるようにするかとか、“緊張を和らげるには何が一番いいのか”を見つけることから始めてもいいと思います。劇団ハーベストのみんなは“楽屋の自分の周りに好きなものを置くといいよ”って演出家の方に言われてから、大事なぬいぐるみを置いているコもいますし。自分にあった方法を探ってみるといいと思います」
冨永「審査する側も、少なくともSMAはみんな穏やかで優しい感じなので、緊張しているともったいないから、早めにその空気に合わせてリラックスしてくれるといいですね」
「劇団ハーベストの皆さんにインタビューしたときは、やっぱり雰囲気が素敵な方ばかりで、新人開発担当者の方が話されていた“オーラを持っている人が魅力的”ということがすごくよくわかりました。私も将来、自然体で自分らしさを大切にする女優さんになりたいと思っているので、日頃の地道な努力を続けながら、ハーベストの皆さんのような雰囲気が持てるように頑張りたいです。次のオーディションに向けて、“自分の意志をどうやって伝えるのか”を今回の経験を糧に、いろいろと考えたいと思います」
「自分も以前SMAさんの『ダンリョク!』を受けたり、ほかもたくさんオーディションを受けて落ち続けていたんです。でも、新人開発担当の方から“前よりも良くなってきている”という言葉を聞いて、さらに自信がつきました。劇団ハーベストの皆さんも言っていたように、諦めずに進んでいけたらなと思いました。自分の夢は尊敬されるアーティストになることなので、そうなれるようにこだわりを持って、今やれることは今のうちにやって、それを今後に活かせるよう頑張っていきたいです」
「今ご活躍されている女優さんから、直接仕事の大変さややりがいなどをお聞きできてすごく参考になりました。新人開発担当者さんのお話も、趣味のカメラについて“一歩進んで個性を出して”というアドバイスをいただけたので、もっといろいろな場所で写真を撮りつつ、個性を出していけたらと。オーディション用紙に書く自己PRは、もっと自分のことを詳しく書こうかなと思いました。いつか、次期朝ドラのヒロインに決まった芳根京子さんのような、人を惹きつける魅力を持つ女優さんになるため今日のことを活かして頑張りたいです」